検索エンジンで【調布】のキーワードを入れると、必ずと言ってよいほど上位に表示されるwebサイト「調布どっとこむ」。
調布に関わり合いのある人ならば、一度は目にしたことのあるサイト名ではないでしょうか?
「調布どっとこむ」を運営するのは、「調布経済新聞」webサイトも運営する特定非営利活動法人 調布市地域情報化コンソーシアム(CLIC)。
2002年7月に設立し、20周年を迎えた調布どっとこむ(2022年「ちょうふどっとこむ」から「調布どっとこむ」へ表記変更)の裏側はどうなっているのだろうかと興味を持ったので、取材をしてきました。
住んでいて落ち着くまち
個人商店が沢山あるまち
自然あふれるまち
子育てがしやすいまち
親切な人が多いまち
楽しいことが詰まっているまち
「調布どっとこむ」立ち上げのきっかけは、代表理事の大前さんが大学時代に、その同級生と将来、一緒に起業ができればいいね、と話をしていたところまで遡る。
それから数年。
その同級生が調布に住んでいたことから、起業のために調布に引っ越したことが調布との縁の始まりであった。
最初に立ち上げたビジネスはうまくいかず1年ぐらいで見切りをつけ、パートナーは元の会社に戻ったが、大前さんはもっと調布で何かができないかと思い探していた。
そうした中、地元の商工会に入会したことをきっかけに、事業者の後継者が多く入会する商工会青年部にも入会。
そのメンバーには、消防団や調布青年会議所(JC)という団体に入っている人も多く、青年部の活動を通じて街がどのように動いているか、少しづつ知ることになる。
日中は仕事をし、出動要請があった時は、夜中でも消防車を走らせて真っ先に現場に駆け付ける消防団員のことや、商店街に設置されている街の街路灯は全額税金で設置されていると思っていたが、商店街の方々の積み立てたお金で設置し、電気代も払い、街の安心安全を維持してること、その他にも地域での様々な活動をされている方達の存在を知ることができた。
平日、昼間は仕事に出掛け、自宅には夜寝るためだけに帰ってくる人も多い、ベッドタウンの調布で、そのような人たちにも調布の様々な情報を伝えたい。
そんな想いから「調布どっとこむ」がスタートを切ることになった。
ホームページの維持管理費をまかなうため、地域のお店から掲載料をいただくことを検討。
当時はまだホームページ作成には専門知識や多額の費用が必要だったため、地域の事業者には敷居が高かった。
そこで、自分で更新ができ、かつ低コストでホームページを持てるようにするにはどうしたらよいか、初めは悪戦苦闘の日々だったそう。