創業は昭和37年(1962年)
今年60歳の誕生日を迎える大師茶屋。
深大寺通りに面する多数ある蕎麦屋の一つだが、
風情を感じるゆったりとした門構えと、収容台数22台という大きな駐車場がひときわ目を引く。
平日でも行列必至の人気店だ。
先代より引き継いでから14年の間で一番心に残るエピソードを伺うと、2年前から未だに収束の灯りが見えないコロナ禍だと言う。
日本で感染拡大が始まった2020年、長期的に休業することはなかったものの客足は遠のく一方で、一時はこれからどうなるのかと思い悩んだ時期もあったそう。
出来立ての味をお客様に味わっていただくことに重きを置いているため、来店して大師茶屋の味を楽しんでもらいたいと、コロナ禍においてもそのこだわりを貫く姿勢を熱く語ってくれた。
大師茶屋のおすすめメニューは天ざる(海老・茄子・ししとう)。
カラッと軽く揚がった天ぷらは、辛口のそばつゆとの相性も抜群。
訪れたらまずは食べたい、まさしくおすすめにふさわしいメニュー。
取材時、店舗入り口で我々を暖かく出迎えてくれた茶太郎(16歳)。
聞けば看板ネコとして長年大師茶屋を支えてくれている仲間の一人 (匹!?) だとか。
もう一匹恥ずかしがり屋のしまちゃんというネコがいるのだが、あまり人前に姿を現すことがないため見るとラッキーなことが起きるという都市伝説もあるらしい。