深大寺の境内からは少し離れた場所にある
「だるチャンのおうち」。
深大寺入り口バス停のすぐ前、
およそ3坪ほどの小さな店内には、
広大なだるまの世界が広がっていた。
どこを見渡してもだるま・だるま・だるま!
普通のだるまがただたくさん並んでいるわけではない。
色もとりどり、豆粒サイズから着ぐるみサイズまで、
しかも猫や鳥、十二支をモチーフとしたものなど、
様々なだるまがぎっしりと陳列されている。
全てがスタッフの手作業で作られている一点もの。
買い物するだけではなく、だるまのゲームや、被り物をかぶってみたり、だるまを作るワークショップも体験することができる。
大人も子どもも楽しめる、遊び心満載のパワースポットだ。
だるチャンプロデュースを立ち上げ当初から
支え続ける、優しさと強さと明るさを
兼ね備える女性。
地元調布の女性メンバーとともに「もったいない」「使い切る」「再生」をモットーに、ものづくりと地域活性化に取り組んでいる。
日本全国はもちろん海外に向けてもだるまの素晴らしさを発信する、その小柄な風貌からは計り知れないバイタリティの持ち主だ。
十二支をモチーフとした小さいサイズの干支だるまも人気商品のひとつ。
2023年卯年のうさぎだるま(右端)も完成し、量産にとりかかっているそう。
一つ一つが手作業で作られているとは信じがたい完成度。愛らしいその表情は、十二支全て揃えたくなるほどだった。
店舗の入口脇にどんと被り物が2つ3つと並べられているのだが、運が良ければ被らせてもらうことができる。
暑そう…重そう…と思われる方が多いかと思うのだが、中で着ぐるみから伸びる交差した襷を肩にかけて重量を分散できるよう作られており、意外と重さは感じない。むしろ動きやすいくらいだ。
…暑さは、ごめんなさい。暑かったです。(取材時気温28度)